Scribble at 2024-02-27 08:44:10 Last modified: 2024-02-27 08:49:36

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ここ最近、ワン切りとか非通知からの呼び出しとか、不審な電話が増えている。昔から「非通知に出るべきかどうか」については色々な意見があるし、それらの意見どうしを突き合わせて議論しても、おおむね水掛け論に終わるか、あるいは条件次第という無難な答えに収束するものだ。よって他人に同意してもらうつもりはないし、逆に他人から否定される謂れもないわけだが、僕は「出ない」ことにしている。

理由はまったく明白だ。僕は自分の携帯電話の番号を、家族や親族や会社、あるいは僕に用事があれば発信者番号を通知してくるような企業を相手にする契約書などにしか教えたり開示していないからだ。つまり、発信者番号を開示しない相手は、僕にとって無意味な相手であり、電話に出て相手に応じる理由がないのである。

自分自身が電話番号を教えている相手からの通話でなければ、そもそも僕は電話するという行為そのものを昔から「無礼」だと考えている。つまり、見ず知らずの人間が他人様の家の玄関口に立って「おい、おまえ」などと言っているのと同じなのだ。自分から名乗らずに人を玄関で応対させるなんて魂胆の人間は、昔から押し売りやセールスマン、あるいは勝手な理由で因縁をつけにくるヤクザやキチガイに決まっている。

したがって、電話に出るのが常識だとか、電話に出ないのは相手に失礼だなどと、勝手な「常識」や「礼儀」や「マナー」を発明したり妄想して相手を恫喝したり、まるで相手が非常識や道徳的ではないかのような牽制・脅迫をする連中は(無自覚にやる人が多いから困るんだよね、凡人というのは)、その手のゴロツキを利する馬鹿であるか、もしくは本当にそれが人として誠実なことだと思いこんでいるおめでたいオレオレ常識人の類だろう。そういう人間は、相手をしていると他にも面倒臭いことに色々と巻き込まれるので、遠ざけるのがいちばんだ。

確かに、昔なら家庭の固定電話の番号を電話帳に掲載していたので、ひょっとすると僕に用事がある人物でも電話帳で当家の番号を調べて電話してくるというケースはあったろう。それでも、その当時は掲載されている氏名はたいてい「家長の氏名」であって、家族全員の名前なんて『タウンページ』に掲載などされていない。よって、僕という個人へ電話をかけるため『タウンページ』を探すなんてこともありえない(これは、『タウンページ』がオンライン版になろうと同じことだ)。要するに、僕自身が番号を教えている相手ではない誰かが僕の電話番号を調べられるとすれば、それは僕が番号を教えた誰か(あるいはどこかの会社)から、情報が名簿屋に漏洩しているか、あるいは非通知で電話をかけてきている相手に盗まれているという可能性しかない。でも、そうであればなおさら非通知の相手に出る必要などないだろう。

簡単なことだ。非通知の相手に、こっちは用がない。よって、電話に出る必要などないのだ。

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