Scribble at 2024-01-07 12:30:28 Last modified: 2024-01-11 10:56:57

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Adobe 製品というのは、自社のフォーマットで作成されたファイルでもまともに開けないことが多くて、誠に不安定で信頼性のないアプリケーションだ。これで世界中の会社員や自営業者に仕事をさせていて、しかも圧倒的なシェアをもっているのだから、これは近代産業の七不思議と言ってもいい。これほどの無能集団に大半のデザインや出版事業者が依存している合理的で妥当な理由など、誰も思いつかないだろう。

上記は Adobe Reader あるいは有償版の Acrobat Pro DC で PDF ファイルを開いたときに出てくる、典型的なエラーだ。Adobe 製品の多くは内部的に「サーバ」と呼ばれるバックエンドとフロントエンドの二層でアプリケーションを動作させていて、特に Acrobat 関連の製品は実物のプリンタやバーチャルな PDF プリンタに通信することが多いため、こういうエラーが頻繁に起きる。そして、起きるだけならいいが PDF ファイルそのものを開けなくなってしまうのだ。よって、つい昨日の更新で最新版にしたばかりの Acrobat DC Pro を、再びインストールし直すはめになる。これだけの非生産的な作業を全世界のサラリーマンにさせておいて莫大なサブスク料金を平然と請求するのだから、或る種の不履行と言えるのではないか

[追記:2024-01-11] 幸いなことに、Windows がネイティヴに PDF を出力する機能をサポートするようになっているため、いまのところは書類などを PDF として出力するときは「Microsoft Print to PDF」という仮想プリンタを利用している。これ、Adobe の PDF プリンタで出力しようとしてエラーが起きると、仕事にならんのだよ。いまやビジネス文書の大半が電子化されているときに、こういう不安定な挙動をするアプリケーション(つまりは無能集団が開発しているソフトウェア)が業界を支配してるなんて、世界規模の厄災と言うべきではないのかな。PDF は既に規格がオープンになっているので、今年の新しい目標として PDF 文書の運用については Adobe 製品からの離脱をテーマにしよう。

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