Scribble at 2024-03-04 09:19:07 Last modified: unmodified

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「亡くなったAさんのお母さんからも盆暮に贈り物をもらっていたので、しっかりした方だと思っていました。ただAさんが発達障害ですので、この室内を見る限り、お母さんもそうだったのかもしれません」

まずは「5万円分の食品類」を処分することに…孤独死した80代の母親が「ゴミ屋敷」に住んでいた理由

このところ、素人が運営するブログでも頻繁にみかけるパターンだけど、読む人が知りたいことを最後のページの最後の段落で初めて出すという、民放のバラエティや探検番組みたいな記事を書くライターが多いよね。釣り記事でしかアクセスを稼げなくなっている「メディア」とやらの編集方針でもあろうけど、こんな文章ばかりを書いているようでは、確かに若い人たちから「タイパ」だの2倍速で動画を見るだのと言われるのは無理もないと思う。俺だって、もうたいていのポッドキャストは1.6倍速くらいで聴いてるから、逆に等速で NHK のニューズ番組を聴くと、このアナウンサーって脳梗塞じゃないのかと思うほど文章を読み上げる発声を遅く感じる。

で、この記事も最後の最後まで引っ張って、結局は「発達障害でした」という、たいていの人にとっては何の参考にもならない話をしている。なぜなら、発達障害の人は自覚のない人に限ってこんな記事に興味を示さないものだし、発達障害でなければなおさら関係のない記事だからだ。つまり、誰も読まないし読む必要を感じないのだから、親か子供が発達障害だと分かっている、発達障害ではない誰かが読む他にない。しかし、そこまで特殊な状況の人が読むような記事を、こんなただのゴミ屋敷の片付けの話として展開していいいものだろうか。どう考えても、この記事を書いているスタンスはホラー映画の解説みたいなものと同じであって、根本的に差別意識があると思う。

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