Scribble at 2021-06-02 12:36:56 Last modified: 2021-06-02 13:01:25

添付画像

BRXL-16U3

この緊急事態宣言下では殆ど出社しないため、自宅で業務に従事する都合から、会社に置いてある機材を自宅で使わせてもらっている。上記の Blu-Ray ドライブは、社内で動いているファイル・サーバに保管していたファイルを定期的にバックアップするために購入したわけだが、もはや会社全体でファイルの保存先を Dropbox や Google Drive としているため、敢えて Blu-Ray に記録する手間もなくなっている。しかし弊部では毎日のように膨れ上がるサーバのログとか過去のバックアップを参照する必要があるため、いちいちそれだけのために出社してもいられないから、ドライブを自宅に持ってきたわけである。

確かに社内で Blu-Ray のドライブを必要とする人が出てくる可能性はあるけれど、最後に相談されたのは2年位まえで、それ以降は誰も相談してこない。もちろん、Blu-Ray に記録する必要もないだろうし、取引先から Blu-Ray でデータを受け取る人もいないだろうから当たり前である(それに、最も頻繁に Blu-Ray のドライブを貸してくれと言ってきていた人物も退職してしまっている)。

ということで、せっかく良い外付けドライブを使わせてもらえるのだから、もちろんポータブルの Blu-Ray ドライブはもともと持っているが、更に安定して高速で焼けるため、便利に利用させてもらっている。特に、DVD-R に焼いたデータを5枚ずつ Blu-Ray に焼き直そうと思っている(収納ケースを買って置く場所がない)。

ところがだね、DVD-R に焼いて収納ケースへ保管したまま何もしていない筈のメディアでも、わずか4年で読み取りエラーを起こすものがある。TDK のような、それこそカセット・テープの時代から信頼してるメーカーのディスクでも、そういう耐久性しかないのが、昨今の光ディスクの品質なのだろう。よって、物理的なメディアに焼くこととクラウド・ストレージのサービスを利用することでは、CIA triad で言う integrity についてはクラウド・ストレージの方が優れていると言える。

・機密性(confidentiality):メディア > クラウド

・完全性(integrity):メディア < クラウド

・可用性(availability):メディア = クラウド(場所が限られることとサービス停止のリスクとの比較?)

で、いま試しに昔の DVD-R からデータを吸い出してみているのだが、4.5 GB くらいの容量しかないのに、データをドライブから読み込むだけで30分かかっても完了していない。メールのバックアップだから、細かいファイルがあって読み取りのオーバーヘッドゆえなのかもしれないが、こんなに遅くては困る。それに、ときどき数分ほど読み取りが停止してしまうし、どうしたものだろうか。(こういうことがあるため、最近はメールのフォルダをバックアップするときは、メール・アカウントの単位でアーカイブ・ファイルにしている。Outlook とかだと pst ファイル一つになってるからいいのだが、Becky! 2 だとテキスト・ファイルとしてバラバラなので(特に添付ファイル)、まとめて記録したり読み出す方が効率がいい。もちろん、アーカイブ・ファイルの単位でデータが欠損したり読み書きでエラーを起こしてしまうと、個々のデータが簡単には取り出せなくなるリスクはある。(無料で使える復元ソフトでだめならサルベージ会社に頼めばテキスト・ファイルくらいは簡単に取り出してもらえるが、DVD-R の1枚分で十万円近い出費になる。)

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook