Scribble at 2021-04-15 16:47:44 Last modified: unmodified

常に何か勉強したいと思ってはいるので、Rust のテキストを眺めながら小さいプログラムを書いてみたり、新しい(オープンな)データベースが出たら仮想化した OS に入れてみたり、あるいはオンライン・サービスも使ってみることがある。ただ、じっくり勉強するという機会は少なくなっているため、昨日から(それこそ思い立った日から)C 言語の丁寧なノートを作ることにした。昨年は高校数学のノートを何種類かの参考書を通読して作って読み返していて、これはこれで長く使えそうなものになって満足はしている(だが、まだ充実させたいので、新しい参考書を手にして内容を煮詰めていっている)。これと同じ要領で、何冊かのテキストを読んで復習しながら C 言語の詳細なノートを作ろうというわけである。

こういう場合、概略みたいに薄くて簡単な本から始めるのは、実は良いように思えるが逆効果だと思う。少なくとも僕の経験では、最初に相当な密度と厚さのテキストをまとめてから、参考になりそうな他の本から肉付けてしていく方が簡単だし、最初の分厚くて詳細な本でも抜けているところがあると気づくので、そういう箇所を追加したという事実が印象づけられて覚えやすくもなるのだ。なので、C 言語なら最低でもハービソン&スティールの『Cリファレンスマニュアル』くらいから始めるのがよい。あれですら、個々のライブラリの解説が始まる第9章までなら、毎日10ページずつ勉強しても約1ヶ月で終わる。考えてもみれば、あのくらいのテキストを1ヶ月で丁寧にマスターできれば良い経験となる。

そして、予定では C 言語の他のテキストも使って後から補強するわけである。なんだかんだ言って、洋書も含めると C 言語のテキストは10冊くらいあるし、K&R を始めとして、どれも古典的な実績としての評価がある。これらを一つのノートに、これと思ったポイントだけを集約できれば、自分で使っていても面白いテキストが出来上がる。そして実際にプログラムを書いて動かしてみた結果を幾つか参考に補強すれば、畳水練(「陸水練」と言う人もいる)だけでなく実地にも使えるだろう。こういう想像だけで勉強する気にもなるものだが、どうやらそういう人ばかりでもないらしい。

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