Scribble at 2024-01-13 09:26:21 Last modified: 2024-01-13 23:28:27

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Windows 11 が起動して、デスクトップが表示されたり、常駐ソフトのアイコンが通知領域へ並び終わっても、ネットワーク接続が暫く確立しない。これは Windows 10 の頃からあった問題で、あまりにも遅いからネットワーク・アダプタの再起動を行うと接続が確立することもある。しかし、これは暫く待ってからの話であり、Windows が起動してデスクトップが表示された直後に同じことをやってもエラーしか出ない。

薄々は感じていたのだが、一つの原因として「何か他のネットワーク・アダプタが接続の確立を邪魔している」という可能性があって、もちろん上記でご覧のとおり、かつて NextDNS というソフトウェアを入れて ISP や Google Public DNS などに頼らない DNS サーバを利用しようと思って使っていたことがあった。でも、これはすぐに使わなくなった。理由はよく覚えていないが、ネットワークの速度が遅くなったり、接続して欲しいところへの接続に問題があったり、それから NextDNS 自体が実はセキュリティ上は怪しいんじゃないかという評判があったように記憶している。ということでアンインストールしたわけだが、これは NextDNS の公式フォーラムなどで数年にわたって続いている議論らしいのだが、公式のアンインストーラでは仮想のネットワーク・アダプタやソフトウェアが全くアンインストールされずに、アプリケーションの一覧にアイコンが残ったり、それから上記のようにネットワーク・アダプタが停止した状態で残留したりする。要するにデータベースで言うところの論理削除みたいなことしかやってないというわけだ。いや、エントリーが見えてるんだから、論理削除でもなく「なんちゃって削除」か。

だが、ネットワーク接続の確立に毎日何分もかかるようでは、こんな冗談を書いている状況ではない。そろそろ傍観せずにできることはやろうというわけで、まずは消したはずのソフトウェアを綺麗に消すための儀式としてスタンダードな、「レジストリから関連していそうなキーを消し去る」という作業に着手した。おおよそ以下の三つだと思う。

・\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\Upgrade\NetworkDriverBackup\Control\Network 以下

・\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Network 以下

・\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\Upgrade\NetworkDriverBackup\Control\NetworkSetup2\Interfaces 以下

「以下」と書いてあるのは、これらのパスから下にある ID が複雑な文字列であり、マシンや OS によって異なる可能性もあるし、具体的な文字列として他人に開示する意味がないからだ。ここまでのパスが分かれば、あとは自分で幾つかあるエントリーを一つずつ展開して、"NextDNS" あるいはアダプターの名称である "TAP-Windows Adaptor" などを探して、エントリーを消してしまえばいい。

さて、綺麗に NextDNS は消えたのだが、いざ再起動してみると、相変わらずネットワーク接続の確立には何分もかかる。ただ、妙な話だが、通知領域のアイコンは地球儀みたいなままなのに、実はデスクトップが立ち上がってすぐにブラウザを開くとネットにアクセスできてるんだよね。でも、OneDrive や Dropbox のデスクトップ・エージェントはログインしようとしてもログインできなくて困惑している様子だ。どういうことなんだろうか。

[追記] やはり暫くしてからネットワーク・アダプタを再起動するか、何分も待つしか無いようだ。引き続き調べてみる。

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