Scribble at 2017-07-16 14:03:15 Last modified: 2022-09-21 09:49:16

民進党代表の・・・MS-IME が古いので変換候補にも出てこないが、蓮舫議員の国籍について話題になっている。もちろん、選挙期間中に国籍の話を出していて間違いだったことが分かれば、所定の法律にもとづいて対応するのが良いのだろう。そういう意味では、池田信夫君が言っているように、これは国籍差別の話ではなく、ルールに正しく従っているかどうかの話だ。しかし社会思想で学位をとった人間であれば、現状追認の話だけをしていてもしょうがないだろう。

特定の人物に関わりなく、そもそも外国人が日本の代議士や首相をやって何がいけないのだろうか(「法律でそう決めてる」というのは理由にならない)。国益を損なうことをやりかねないという人がいるけれど、現にこれまで<日本人>こそが、そういうことをやってきてるんじゃないの? 日本の国籍をもつ日本人なら責任が取れるというものでもないし、実際として多くの「国賊」とも言うべき政治家は何の責任も取らずに死んでいく。国益を損なう動機があればだめだというなら、後から日本の国籍をとっても出生が外国なら、日本の国籍をとった後でも日本の国益に反する行動は簡単にとれるだろう。つまり、日本の国籍をもっていなくてはならないという規定には、そもそもリスク対策としての効力など全くないのだ。

なお、今回の一件(アメリカ生まれの自民党議員の発言)で、「アメリカ生まれの帰国子女」というステレオタイプが壊れていくのは、皮肉だけど良いことではある。英語が話せるだけで考え方が論理的だったりフェアだったり、あるいは民主的だったりリベラルであるわけがない。あの議員のように、英語が流暢に話せるというだけのバカがいるということが公になるだけでもいいことだ。

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