Scribble at 2018-02-25 15:17:24 Last modified: 2022-09-24 18:24:34
アメリカの大学で勉強するのが非常に厳しいという話は、通俗的な体験談の本から大学教員のレポートなどを読んだり、また幾つかの映画でも必死に勉強する学生の姿を描くシーンも観ていて、高校生くらいの頃から知っていた。もちろん、その動機が純粋に学問というわけではない(だいたいは恋愛とか復讐とか金儲けだ)のがアメリカ人らしいが、それでも彼らの野心とか強欲さは、Twitter などで気軽に「パヨク」だの「ネトウヨ」だのと指先だけで革命家や愛国者ヅラしていられるクズどもには、ぜひとも学んでもらいたいものである。
『ペリカン文書』のジュリア・ロバーツは大学の勉強として図書館で必死に読書していたわけではないのだが、日本の大学生をああやって描いても(同じくらい真摯に勉強しているひとはいるとは思うが)空々しいだけだ。ああいうシーンが違和感なく作れるのは、やはりアメリカでは大学生が時間を惜しんで勉強することなど当たり前だからであって、日本映画でああいうシーンを描いたら「なんとかオタク」のような変人やパラノイアだと思われるだけだろう。
さて、そういうアメリカでの勉学の様子を描いた映画として『ペーパー・チェイス』というのがあると伝え聞いていたのだが、もともとテレビシリーズだったとは知らなかった。しかも10年近くの人気シリーズで4シーズンぶんのエピソードがあるとは驚きだ。今年の1月にようやくシーズン4の DVD が発売されたようであるが、おおかたは YouTube に出揃っているらしい。観ないけど。