2018年02月03日に初出の投稿

Last modified: 2018-02-04

カレーの鮮やかな黄色を出す着色料のクルクミンに、記憶力を向上させたり、幸福感を増したりさせる効果があることが、先月19日に米老年精神医学会誌で公表された新たな研究でわかった。

カレーを毎日食べると記憶力が向上、認知症の予防にもなる?

Newsweek と The Atlantic のオンライン版を見ていて気づくのは、この手の釣り記事を量産して SNS に通知しつつタイムライン上のプレゼンスを確保しようとするのは Newsweek だが、The Atlantic は釣り記事がない代わりに過去の記事を何度も引っ張り出して SNS に投稿するんだよね。そして、どちらも迷惑だ。

釣り記事、特に栄養学にかかわる記事は健康志向と言われる一種のパラノイアたちに人気があるけれど、大半は生理学・生化学としてすら疑問の余地が多く、記者や読者といった素人が知ってどうこう判断できるようなものではない。でも、カレーを食うとかコーヒーを飲むとか、はっきり言って毒にも薬にもならないようなことにしか影響がないから責任逃れができるというわけだ。そして、そういう研究者やマスコミの行為こそが、研究結果の無価値を自己証明しているのである。カレー好きだからといっても、僕はこんな記事は屁とも思わないな。真のカレー好きというものは、カレーを食べることによる別の効用のためにカレーを食うのではない。カレーを食うことにこそ快楽があり、それだけでよいのだ。

そして The Atlantic が Twitter や Facebook でしばしばやるように、何年も前の記事を最新の記事と同じ調子で投稿するというアカウントの運用方針なり手法は、確かにその内容が時代や状況と関係なく通用しうる(と思われている)話題にかかわるとしても好ましくないと思う。なぜなら、そんなものはないからだ。この世の真理について述べていようと、そう述べること自体に、既に特定の状況や時刻というタグが付いているのである。全く同じ理由で、僕が日付を表記しない(あるいは日付をページの冒頭に表示しない)ブログやメディアを信用していないのは、それが日付や著者というタグのない、まるで神の声であるかのように文章を書くという傲慢さゆえである。(いちおう断っておくが、この記事も含めて当サイトのコンテンツは幾つかの翻訳など例外を除けば、全て Takayuki Kawamoto が著者である。)

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